昨年末に、筆者が中性脂肪を劇的に下げることに成功したというエピソードを書いたが、本サイトの閲覧者から大きな反応があった。その理由はおそらく、EPAを効果的に取るために実践した期間が、血液検査の直前わずか1か月間という短期間だったためだと思う。

血液検査でいつも高めに出ていた中性脂肪値を目に見えるように下げたいという思いで、たまたま見つけた方法で試してみた結果が、ことのほかよかったので自信をつけた。しかも、主治医からどうすればよいかを具体的に言われたのではなく、自分で方法を見つけたということが喜びに繋がっている。

この良い数値を今後も維持すべく食生活に気をつけていくつもりだが、この機会に「中性脂肪」について基本的なことから学んでいきたいと思う。そうすることで、自分を奮い立たせることができるのではないかと信じている。もし忘れかけたらこのサイトを見返して確認すればよいのだ。

脂質異常症とは
血中のコレステロールや中性脂肪が増加する状態を脂質異常症という。動脈硬化の原因となる脂質異常症は以前は高脂血症と呼ばれていた。血中のコレステロールには善玉といわれるHDLと悪玉といわれるLDLがあるが、悪玉は多い方が、そして善玉は少ない方が動脈硬化を起こしやすい。そこで、高脂血症という病名は不適切ということで、日本動脈硬化学会では2007年から低HDLコレステロール血症を含めた血中脂質の異常を、脂質異常症と変更した。

原因は
一般には、高カロリー高脂肪の食事と運動不足などの生活習慣が一番多い原因だ。しかし、遺伝性の脂質異常症も知られている。なかでも家族性高コレステロール血症は日本人では500人に1人の高い頻度でみられる遺伝性の疾患である。

症状の現れ方
多くの場合、症状はないので、血液検査で初めてわかることがほとんどである。家族性高コレステロール血症ではアキレス腱肥厚
、腱黄色腫(手の甲、肘、膝の腱にできる硬い盛り上がり)、眼瞼黄色腫(まぶたにできる黄色い斑点状の盛り上がり)、角膜輪
(黒目の周囲にできる白い輪)がみられることがある。

とくにアキレス腱肥厚は最も多くみられる症状で、アキレス腱の厚みが1cm以上あって血中コレステロール値の高い場合は、家族性高コレステロール血症である可能性が高いと考えられる。家族性III型高脂血症でも典型的な場合は、腱黄色腫や手掌線状黄色腫(手筋が黄色く盛り上がる)ができる。

~つづく~

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