「怖い人間に捕まらないようにね~!きれいなお花の蜜をいっぱい吸って、大空を飛び回ってね~、最後には、またおじさんのところへ戻って卵をたくさんたくさん産んでよ~」

「この子は真っ黒だからオスみたいだけれど、・・・でも元気に大空を飛びまわってね~」

「さあ、もう少し頑張りましょう。」

《『福翁自伝』での先生の言葉「門閥制度は親の仇である」、この文字はまず目に入ってくる文字であり、次に読む人の心に響き渡ってくるこの言葉は、幼少時代より晩年に至るまで、福澤諭吉の心の奥深くに存在し続けた想念だったことを、疑う余地はないと思う。

『学問のすすめ』では、全ての人に学問をすることをすすめている。しかし後年、福澤先生執筆の時事新報論説ではその反対の意見を述べられている、との話に疑念を抱いた。

*貧乏人が高等学問を身につけると社会不平等に不平をもつ。(官僚になれないから)→「教育限界論」を出す。(梅に桜は咲かない)

*貧乏人を救うより国としては、富国強兵の方向に進めるほうが良い。(マルクスと同じことをいっているらしい)

そういう『学問のすすめ』とは間逆の話が、まだ解決を見ずに先生の説としてまかり通っていることは、驚きとしか思えない。

『学問のすすめ』では、文字通り全ての人に学問をすることを薦めている。その間逆ともとれる時事新報論説に対する疑念は拭えないが、「門閥制度は親の仇である」という福澤先生の生涯を通じての強い思いを考える時、真実への探求は理想と現実の狭間を漂い続けるのである。》

「真実を見つけるのって大変なんだね。僕達、しあわせだ~!」

~「間逆の真実」おわり~

 

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