過日、当新宮ネットの丸の内支局長である西雅幸君から、私の元へある資料が送られてきた。表紙を見ると、「和歌山県方言」新宮高校社会部とあり、B4用紙で40枚ほどの大作だ。今と違って、パソコンやワープロで書かれたものではなく、昔懐かしいガリ版印刷のようである。西雅幸君によると何故かはわからないが自宅にあったという。

きちっと目次があって、はしがきから始まり、方言の行政区画別の分布図やその特色、ひいては文法についてまでかなり詳しく書かれている。この調査に協力してくれた和歌山県下各地区の高校、中学校名が記されており、新宮高校社会部がクラブ活動の一環として調査・研究してまとめ上げたものだということがわかる。

最後のページ・あとがきに、この活動に参加した社会部3年生7名、2年生5名、1年生5名、合計17名の生徒の名前が記されている。残念ながら知っている名前はない。作成年度や生徒の卒業年度を示す記述がないので、いつ作られたものかわからない。

新宮ネットは新宮に関する情報を発信するというのが第一のコンセプトである。その意味では、新宮弁を含む和歌山県の方言についての資料であること、また、新宮高校の生徒のクラブ活動の結果を示す資料であること、この両面から考えて、ここで紹介すべきものとして非常に興味深い材料である。

掲載するためには、いつ誰がつくったものかをまず確認したいところである。できればメンバーに連絡をとって掲載について相談できればいいのだが。ガリ版印刷であることから相当古いことは間違いがない。新宮高校に問い合わせてみるかと思ったが、まずは友人数人にこのことを話してみようと思いつつしばらくそのままになっていた。

そう思っていたところ、先週、急に帰省することになったので、新宮で会える人に見せて相談してみようと持参することにした。さっそく、数人に見てもらったところ名前に見覚えがあるとのことだった。自宅で調べてもらったところ、なんと3年生メンバーは我々の同級生、3年7組の7名であることがわかった。我々が3年生の時というと、52年前のことだ。

上記のように、作られた時期は以外にあっさりと判明した。あとは、中身を検証しなければならない。方言・新宮弁といえば、ここ新宮ネットでも紹介済みの「新宮弁講座」でお馴染みの城和生氏しか思いつかない。早速連絡をとり、資料を見てもらったところ興味を示してくれた。現在、内容の検証をお願いしている。

まずは、資料発見から作成時期の確認まで一歩進んだ。今後ここに掲載することになるかどうかは、内容の検証が済んでからのことになる。

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