朝日新聞が、Reライフ読者に、FACEBOOKやツィッター、LINEなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)についてアンケートをしたところ、約6割の人が利用していると回答したそうだ。

定年退職から1年を経過したある男性が、かつての同僚たちをふと思い浮かべた。大学卒業後に31年間勤めた最初の職場の人たちは、転職後は疎遠になっていた。近況を知りたいと思ったが、葉書を送るほどのことでもないとためらっていたが、以前知人に勧められていた「フェィスブック」を思い出した。

フェイスブックは実名で利用している人が多いと聞いていたので、名前で検索してみることにした。メッセージを送った人たちのうち、十数人から返信があり、10年以上音信不通だった人とも、昨日会ったかのようにやり取りができた。まさかのつながりに驚いたそうだ。

この復活したつながりがきっかけで、お世話になった同僚の訃報に接し、通夜に参列することもできた。はじめの頃は、「ネット上で自分の情報が拡散してしまうのでは」と心配していたが、SNSに慣れている次女のアドバイスを参考にした。顔写真を出さない。自分や知人のことで、他人に知られると困ることは公開しない。中でも、一番気をつけていることは、「直接会ったことがない人とは交流しない」こと。

使っていない人の理由は、SNSなるものを知らない、目的がわからない、使い方を誤ってみっともないことになりたくない、個人情報が流れそう、など。一方、使っている人の理由は、同じ趣味の仲間たちとの交流が深まる楽しみがある、家族との連絡に重宝している、プレゼント応募に便利、パソコンのメールより操作が楽、など。

ネットには、常に賛否両論があるが、結論は、よく理解して節度ある使い方をすれば便利で楽しめるということになりそうだ。

(八咫烏)

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