1.新宮にはこんな人が来ている
平成28年8月から10月にかけて、新宮を訪れた訪日外国人観光客にアンケート調査を行いました。アンケートは、JR新宮駅前・熊野速玉大社・神倉神社の3か所での対面式に加え、市内の6か所の宿泊施設でも留置式(自記式)で行い、220サンプル(対面式74・留置式146)を回収しました。以下は、その結果の概要です。

国籍
28か国/地域の旅行者が新宮を訪れています。地域別にみると欧州からの観光客が圧倒的に多くなっています。ただし、国別にみると最も多いのはオーストラリア、次いでスペイン、フランス、イギリス、アメリカの順となっています。アジフ諸国では、中国、台湾、タイ、シンガポールの順に多くなっています。

性別と年代
男女比は半々です。これは夫婦やカップルで訪れる人が47.7%と多いためです。単身で来ている人も23.2%と少なくありません。団体/グループ客が少ないのが、外国人旅行者の特徴です。夫婦/カップルと単身での来訪者が多いため、全体の55.0%を30代以下の若者が占めています。

訪日経験
初めて日本に来た人が60.9%を占めています。アジア諸国からの旅行者には何度も来ている人が少なくありませんが、欧米の旅行者では「初訪日」が多くなっています。

2.新宮で、こんな行動をしている
新宮の観光スポットは、市街地に限れば、熊野速玉大社の「一強」という状態です。熊野速玉大社には78.1%が立ち寄っていますが、二番目に高い神倉神社には32.0%、徐福公園25.0%、丹鶴城址と浮島の森は各11.7%です。

つまり、多くの人は熊野速玉大社だけを見て、そのまま周辺の観光地(熊野古道43.8%、熊野川舟下り14.1%、瀞峡10.2%)に行ってしまっているということです。当然、市街地のお店で買い物や飲食をする人は限られています。市内で夕食を取った人は26.0%、一般の商店で買い物をした人は僅か0.8%でした。

3.新宮は、こう評価されている
外国人観光客の96.4%が「新宮に来て満足」と答えています。また、60.0%が新宮は「期待以上だった」、85.7%は「また来たいと思える街」と感じています。自然や歴史に恵まれ、街は清潔、人々も親切だと感じたようです。

街と人を、pretty lovely beautiful kindなどの言葉で表現した回答が目立ちます。新宮には、(来るまではよく知らなかったけど)来てみるとよい街だとい感じさせる力があるようです。

第2回観光振興セミナーより)

(八咫烏)

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