二カ月ちょっと前、鼓膜に違和感を覚え、耳鼻科に行った話を書いた。今日はその続きとそれに関連しての耳の話を少し書こうと思う。

近所の耳鼻科の先生が指摘した鼓膜の一部に見られた炎症は治まったようだ。痛みはなくなったのでその後は痛み止めの薬は飲んでいない。ただ、左耳の違和感はとれず、その後も聞こえにくい状態が続いている。

聞こえにくい状態を説明するのはかなり難しい。何というか、まず、左の耳は完全にふさがれているような感じだ。そして、鼓膜の辺りが、そう、子供の頃水泳中に海水がよく耳に入った、あのときのような感じ・・・水抜きすると耳のなかが少し動くような・・・そんな感じ。

先生は、耳にチューブを当てて空気を送り込むようなことをしてくれた。ふさがれた穴に少しだけ空気が通ったような気がしたが、全体的にはさほど改善はみられない。で、耳の辺りの血流をよくして組織の働きを活発にする薬と、ビタミンB12を補うもので神経に働く薬の2点を一週間分処方してくれた。

あと、左の鼻に鼻詰まりが少しおきているので、それを解消するための点鼻薬も処方してくれた。鼻詰まりの原因を聞くと、鼻骨の一部が曲がっており、骨を削る手術をしないと治らないという。今回の聞こえにくい症状と直接の関係はなさそうなのでとりあえず捨ておくことにする。

正直言って、ここに通ってもさほど改善しそうにないので、もっと大きな病院に行くことも考えながら様子をみていたら1か月が過ぎてしまった。その間、左耳が完全にふさがれていた感じが弱まり少しだけましになったような気がする。

そして、明らかに違うのは、イヤフォンを両耳に入れてラジオを聞いたとき、左は全く聞こえなかったのが、ほんの少しだけ聞こえるようになったことだ。最悪の状態からすると少しだけ回復しているように思える。

国内の65歳以上の難聴者は推計で1500万人いるらしい。加齢が理由で難聴になった場合、根本的な治療は難しいという。重度の難聴と診断されれば人工内耳の手術を受けるという方法もあるが、多くの人は補聴器を使うことになる。

日本では、難聴の人のうち補聴器を使うのは約10%で、欧米の30~40%に比べて少ないそうだ。満足度の比較でも欧米の70~80%に対し日本は約40%にとどまっている。また、難聴と診断だけして、その後は補聴器店に任せてしまう医師にも問題がありそうだ。

補聴器は、つければすぐに見えるようになる眼鏡とは違って、使用直後の不快感を徐々になくしていくことが必要らしい。私たちの耳は、音を集める外耳、音を増幅する中耳、音を脳へ伝える内耳とそれぞれの機能があり、総合的に音を認識する仕組みになっている。聞こえが悪い状態を長く放置すると脳への刺激が減少し認知機能の低下につながる。

補聴器の使い方はやさしいものではなく、最近では「聴覚リハビリ」として取り組む医療機関も出てきている。週一回を3か月間というふうに言語聴覚士の指導の下、リハビリに取り組んでいる患者もいる。

さて、今後治療をどうしたものか、まだ決めかねている。

(八咫烏)

 

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