思えば、私がこの障害と出会ったのは、30代半ばの頃、夜中に目覚めると、右脚の付け根が抜けるようにだるい。痛みはないけれど、脚の付け根から切って投げ捨てたいほどのダルさでした。

近くの整形外科に行って、レントゲンを撮ってもらうと、「変形性股関節症」と診断されました。その頃はまだ痛くなく若さと忙しさで特に何もしないで、湿布を貼るくらいでした。

話はずっと飛んで、50代、痛くなってきたので筋肉をつけるために色々やりました。整体・マッサージ・体操教室・水泳・股関節ベルトなど。これらにどれくらいのお金を使ったことか。それでもなお手術は嫌で、ずっと延ばし延ばしして、何とかごまかしていました。

そして60代、私の周りの少し上の方たちが、次々と手術という方法を選択して行きました。「手術をしてみ、痛みもとれて楽になるよ、サッサと歩けるよ。」と言って進められるようになりました。

かかりつけの先生は「あなたの感じ方次第。痛みがひどくなってきてるなら、決断してもいいよ。紹介状はいつでも書いてあげるから。」という段階でした。

子供達には、「おかあさん、歩き方おかしいよ。お尻つきだしてペンギンみたいにヨチヨチ歩きになってる。」と言われるようになりました。湿布を毎晩貼って寝て、朝目ざめてまだ痛い時は、日中、痛み止めをのんで行動していました。

「やってよかった!」
手術後1か月になりますが、なにより痛みが取れたのがうれしい。まだまだ歩き方はぎこちないですが、あと2か月もするときれいに歩けるようになると思います。もちろん杖なしで……。

私と同じ様な症状で、もし現在手術を迷っている方がおられたら、思い切って決断してはいかがでしょう。手術というものには常に不安がつきまとうものですが、説明をよくお聞きになって納得出来たら、手術をお勧めします。昔と違って今の医療技術の進歩は素晴らしいものです。私の場合は決断してよかったと思います。

これからも、元気に歩いていくために!

田中和子

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