先日、宮崎から頼んだ覚えがない「太陽のたまご」が宅急便で送られてきた。例の高級マンゴーとして有名なあれである。聞くと、娘がふるさと納税した時の返礼の品がこのマンゴーで、なんと5万円も支払ったという。おそらく、ひとつ5000円で二つで1万円ほどのものであろう。

食べることに目がない娘のこと、食べたことのないこれを選んだのはわかるが、それにしても、ふるさと納税に5万円も支払ってはたして本当に減税効果があるのだろうか。心配になるが、多分大丈夫というので遠慮なくいただくことにする。

確かに甘く香りもあっておいしいのは間違いがない。品質格差ということであろうが、それにしてもこの高価格は信じがたい。昔、シンガポールに5年ほど住んでいたので南国のフルーツは馴染みが深い。マンゴー以外にも、ライチやランブータン、さてはあの臭いドリアンまで普通に食べいたことを思い出す。

30年ぶりにあの南国の懐かしい香りに出会って、昔のことを思い出した。私自身は食品関係の仕事をしていた関係で、タイからドリアンをブルネイ向けに輸出したこともある。日本から進出したデパートではなく近所のローカル・マーケットで売られていたフルーツは価格も安く美味しかったことを思い出す。

更に、赴任前の出張時に、日本から青森のりんごをひと箱持って行ったことがある。駐在員たちは、南国のフルーツは安価に楽しめるが日本では普通に食べられるリンゴがないと聞いていたからだ。上司からそう聞いて、実行したら随分と喜ばれたものだ。

四季のある日本では、フルーツをはじめ季節ごとの旬の食べ物が楽しめるという贅沢があることを改めて思い知らされる出来事であった。

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