11月11日(土)、明治大学で開催されたシンポジウム「熊野那智信仰の真髄」に参加してきました。小生、日頃不勉強で、熊野についてのこのような会合に参加したのは正直初めてでした。プログラムは以下の通りでした。

第一部
12:30 開場・受付開始
13:00 開会の辞・あいさつ
13:10 特別講話「那智を語る」~男成洋三(熊野那智大社宮司)/高木亮英(青岸渡寺副住職)
13:50 基調講演「神と仏と熊野の魅力」~園田稔(秩父神社宮司・京都大学名誉教授)
14:50 ~休憩~

第二部
15:10 絵解き実演「那智参詣曼荼羅」~生熊みどり(熊野那智ガイドの会)
15:30 パネルディスカッション~
林 雅彦(明治大学名誉教授・国際熊野学会代表)
山本殖生(国際熊野学会副代表)
(司会)
金山秋男(明治大学教授)
17:00 閉会の辞
17:30 交流会

講演の中では、我が新宮が誇る熊野学の第一人者・山本殖生氏の話がお世辞抜きで一番良かったです。内容(「日本一の那智大滝」と題して、自然崇拝の象徴、日本一の修行道場、参拝と奉納、観音浄土の補陀落山など)はもちろんですが、笑いのセンスもあり話上手でした。

「私は顔に自信がないので、照明をもう少し暗くしてください」という発言で笑いを取る山本氏、それに対して「私は顔に自信があるので、照明を明るくしてください」と応じた金山教授も見事でした。お二人のからみも面白く、聴衆の肩をほぐすに十分の効果が発揮されておりました。

もうひとつ、言葉に対して人一倍の興味がある私としては、山本氏の新宮弁と、金山氏の栃木弁のアクセントの対比がとても面白かったです。

また、ガイドの生熊みどりさんによる「那智参詣曼荼羅」の絵解きもとても興味深く楽しめました。観光客の方は大勢見て知っているのでしょうが、地元の方は果たしてみなさん体験済みなのでしょうか?私自身、曼荼羅の写真はこれまで何度も見ていましたが、その絵のひとつひとつについて解説を聞いたのは恥ずかしながら初めてでした。

熊野の歴史と文化を再認識して、世界に発信していくことを目標にしてスタートした新宮ネットですが、まだまだ知らないこと、未体験のことが多いのでもっと学んでいきたいと思った次第です。

(八咫烏)

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